日本工業経済新聞社(群馬)
2016/02/19
【群馬】新庁舎建設工事費28億円など盛る 富岡市新年度当初予算案
富岡市(岩井賢太郎市長)は19日、総額235億9800万円の新年度一般会計当初予算案を公表した。普通建設事業費は56億6456万7千円で、前年度から86・8%増加。新庁舎建設費約28億9500万円などを盛り込み、大幅な増加となった。人口減少対策や観光振興などに力を入れる過去最大規模の予算を、岩井市長は「夢・活力、さきがけ予算」と銘打った。
第二次総合計画に基づく新年度予算は◇環境・安全◇都市基盤◇産業・経済◇教育・文化◇健康・福祉◇市民稼働・行政運営を軸に編成した。292事業、事業費210億3488万円を計上し、「世界遺産にふさわしいまち、とみおか」を目指す。
このうち「環境・安全」では、清掃センター焼却炉等延命化補修工事1億1215万円を盛り込んだ。1、2号炉耐火物等補修工事を行い延命化を図る。
「都市基盤」では、市道6019号線ほか1線の道路改良舗装に2億300万円を計上。大成ポリマー跡地(富岡地内)から国道254号バイパス間の拡幅工事を行う。また、新規事業として田篠市営住宅外装改修と桐淵市営住宅屋根防水改修工事に3647万円を振り分けた。
「教育・文化」では、もみじ平陸上競技場改修工事1億9417万円を盛り、トラックやフィールドの大規模改修を行う。このほか国宝西置繭所仮設解体及び第1期組立工事に4億1995万円を計上した。
「健康・福祉」では、(仮称)東富岡保育園新築工事補助金1億2130万円を割り充てた。公立東富岡保育所の民営化に伴い、事業者へ施設整備費の一部を補助する。また、小規模多機能型居宅介護事業所整備費補助金3759万円も措置した。
その他に予算化するのは◇LED防犯灯設置工事約129万円◇富岡製糸場保存整備事業約10億4048万円◇かぶら聖苑修繕料(火葬炉改修工事・非常用発電機修繕工事)約675万円◇バイオガス施設誘致基本調査業務約599万円◇一般廃棄物最終処分場(上高尾)修繕料約423万円◇千足地区道路舗装新設工事1250万円◇小規模農村整備事業(農業用施設)760万円◇宇田一ノ宮土地改良事業約2052万円◇市道4060号線ほか2線舗装補修工事2500万円◇交通安全施設整備事業約1495万円◇排水路整備事業1135万円◇道路橋梁整備事業4億4610万円◇ポケットパーク設置工事6000万円◇額部小学校校庭整備工事1974万円◇社会教育館整備改修設計業務3000万円◇陸上競技場改修工事約1億9417万円−など。