トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

鹿児島建設新聞
2016/02/19

【鹿児島】鹿児島市交通局跡地、計画概要発表

  鹿児島市交通局跡地で優先交渉権者となった南国殖産鰍代表者とする医療法人玉昌会、公益財団法人昭和会、潟鴻bクスは18日、鹿児島市で記者会見を行い、整備スケジュールや計画概要を明らかにした。先行して8月ごろに病院やサービス系施設などの設計に着手し、17年7月のマンションを先行して順次着工する。総事業費は土地購入費を含めて500億円。三菱地所設計がコンサルティングを担当している。 
 計画によると、30年後の鹿児島への贈り物として「キ・ラ・メ・キ テラス」と銘打って@ヘルスケアA観光・新産業B住居−の三つゾーンで街づくりを進める。 
 ヘルスケアゾーンは、急性期病院(今給黎総合病院)がRC造9階建2万9200u(約450床)、慢性期病院(高田病院)はRC造8階建1万2000u(179床予定)で、それぞれ17年12月ごろの着工を予定。完成後は、両病院とも完全移転する。 
 観光・新産業ゾーンは、コールセンター、スーパーマーケット、エネルギーセンターなどの複合施設。規模は、S造10階建2万1128u。ホテルは、滞在型でS造13階建1万9600uで、現在数社が検討中としている。それぞれ18年2月ごろの着工となる見込み。スポーツクラブ・温浴施設はS造6階5400uで、18年2月に着工を予定している。 
 先行する住居ゾーンは、分譲マンション(130戸)はRC造21階建1万800u。17年7月にも着工し、19年3月の完成を目指す。 
 施設の大きな特長は、2階の中央テラスをメーンに、すべての施設をつなぐいこいの場(セントラルキューブ)を設け、ビックルーフ(大屋根)を設置。1階はすべて通路として活用し、周辺の渋滞緩和などにも配慮している。 
 会見で南国殖産鰍フ永山在紀社長は、「鹿児島の明るい未来を形にしたいとの思いで計画づくりを進めた。これが地域創生」と抱負を語った.