北海道建設新聞社
2016/02/18
【北海道】士別市本庁舎改築の基本設計が公募型プロポで23日にも公告
士別市は、市役所本庁舎改築に向けた基本設計を23日にも公募型プロポーザルで公告する見通しだ。市によると、これまで学校教育施設などで指名型プロポーザルの採用はあるが、公募型は初めて。今後のスケジュールは、3月末に1次審査、5月の2次審査を経て契約する予定で、業務期間は6月から2017年2月下旬を見込んでいる。
新年度予算案には、市役所本庁舎改築関連の予算として、5945万1000円を措置した。内訳は、基本設計に4120万円、地質調査や測量、現況調査に1473万8000円、アスベストなどの調査に310万円、先進地視察に41万3000円。地質調査などは、基本設計の進ちょくを踏まえ、早期に発注したい考えだ。
23日開会予定の第1回定例市議会に上程する15年度補正予算案で、基本設計費の債務負担行為を設定し、可決後早急に公告する。
市は、1月にまとめた本庁舎再整備の基本計画案において、改築に分散化を加えた整備手法を盛り込み、事業費は33億円以内を基本とする方針を示した。建設計画地は、市民利便性などの観点から現庁舎敷地(東6条4丁目)を予定。庁舎規模は、総合庁舎ゾーンが約2800―3500m²、消防庁舎ゾーンは約1500m²を想定している。
市民と協働で庁舎を造り上げたいという思いもあり、より門戸を広げてノウハウや高い技術を生かした提案を募るため、基本設計者の選定には公募型プロポーザルを採用した。
17年度に予定する実施設計については、工期短縮やコスト縮減を目指し、設計・施工一括方式での発注も視野に引き続き検討を進める。着工は18年度を想定し、2カ年で施工する。