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建通新聞社(中部)
2016/02/17

【愛知】中央図書館を改修して子ども発達支援センターを新設 安城市

 安城市は、中央図書館を改修して「子ども発達支援センター」(仮称)の新設を計画している。実施設計を浦野設計(名古屋市西区)に委託した。委託金額は1854万円。工期は9月28日まで。2017年度に改修工事を行い、18年度の開設を目指す。
 現在の中央図書館は、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約4100平方b。1985年の建設。改修計画によると、1階は相談室、言語発達検査室、プレイルーム、指導訓練室、地域交流図書コーナー、交流ホールなどを配置。2階は療育グループ室、作業療法・理学療法室、屋内遊戯室、3階には研修室・会議室、多目的室などを整備する。所在地は城南町2ノ10ノ3。
 安城駅前では現在、17年6月のオープンを目指し、図書情報館、ホール、民間商業施設などで構成する複合施設「中心市街地拠点施設(愛称・アンフォーレ)」の建設を進めている。同施設には中央図書館の機能が移転することが決まっており、移転後の中央図書館施設を改修して活用する計画を打ち出した。
 同センターの新設は、発達に心配のある子どもと保護者に対するサポートの充実が目的。現在、保健センター(横山町)、療育センター(赤松町)、教育センター(横山町)、サルビア学園(和泉町)で分散する相談管理や発達支援、療育、通園の4部門を集約し、一元的支援体制を構築する。
 同市の第8次安城市総合計画・実施計画(16年〜18年度)によると、17年度の改修工事には、事業費として10億円が設定されている。

提供:建通新聞社