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北陸工業新聞社
2016/02/17

【新潟】一般会計は1.4%減の3593億/新潟市が新年度当初予算案/北区役所基本構想など

 新潟市は16日、16年度当初予算案を発表した。一般会計は15年度当初予算より52億円減(前年度比1・4%減)の3593億円となった。人口減少や超高齢・少子化への対応を最重要課題に、財政健全化に配慮した予算となっている。
 特別会計の規模は2298億1500万円(前年度比4・0%増)。普通建設事業には、461億6900万円(同17・8%減)を計上。内訳は一般会計の補助事業に275億8700万円(同14・1%減)、単独事業に185億3800万円(同22・6%減)、特別会計に4400万円(同59・6%減)。
 企業会計では、下水道事業会計が700億4600万円(同0・9%増)、水道事業会計が265億6000万円(同2・0%減)、病院事業会計が268億9400万円(同2・7%増)。一般会計および特別会計、企業会計の予算総額は7126億1500万円(同0・6%増)とした。
 主な事業は次の通り((新)は新規事業)。
▽待機児童ゼロ対策(私立保育園等建設費補助) 6億8059万1000円 対象9施設(創設4=仮称・卸新町こども園〈東区卸新町〉、仮称・はるまち保育園〈中央区鳥屋野〉、仮称・藤の木原保育園〈秋葉区田島〉、仮称・ときめきパステルこども園〈西区ときめき西〉、増改築5)、定員増460人
▽高齢・子育て世帯向け市営住宅の整備 1540万円 市有地を活用して、福祉施設と連携した市営住宅の建て替え
▽新たな交通推進事業 2億7409万2000円 専用走行路設置に向けた社会実験、交通結節点・情報案内施設など利用環境の向上、第2期導入区間の検討調査
▽古町通7番町地区第一種市街地再開発事業 9億8700万円 旧大和新潟店跡地を含む再開発事業で、事業認可等を経て、建築設計や建築物除去、補償などに関する事業費を一部助成
▽(新)古町通8番町地区まちなか再生建築物等整備事業 2億9600万円 商業ビルの建て替えで、民間事業者が行う建築設計、建築物除却に関する事業費の一部助成
▽新潟駅周辺地区の整備 75億776万9000円 連続立体交差事業(在来線高架化工事)、関連道路整備事業(新潟鳥屋野線、出来島上木戸線など)
▽都心軸・萬代橋周辺エリア賑わい空間の創造 4億1800万円 水辺を活かした景観づくりや歩行者区間整備など
▽万代島にぎわい空間の創造 4700万円 万代島旧水揚場跡地での多目的広場の設計など
▽介護サービス基盤の整備 7億4749万円 小規模特別養護老人ホーム3施設(87床)、認知症高齢者グループホーム3施設(54床)、小規模多機能型居宅介護事業所5施設(145床)
▽自転車利用環境の整備 2億2610万6000円 走行空間および駐車場の整備
▽公共建築物保全適正化推進事業 5億58万6000円 保全計画に基づく保全工事
▽中央消防署文京出張所改築 1億4400万円 建設工事、17年3月完成予定
▽(新)中央消防署礎出張所増改修 370万円 実施設計を行い、18年3月完成予定
▽新潟中央環状道路整備事業 46億3000万円 新潟東港−国道49号(浦木、横越の2工区)、国道49号−国道8号(城所、二本木、嘉瀬・割野、酒屋町、信濃川渡河、大郷・鷲巻、根岸の7工区)、国道8号−国道116号(中ノ口、黒埼、明田の3工区)
▽国県道の整備 8億3150万円 国道403号小須戸田上バイパス、主要地方道新潟亀田内野線(北山拡幅)など
▽道路・橋りょうの維持補修 42億2766万8000円 道路橋などの定期点検、橋りょう以外の道路施設総点検の結果に基づく計画的な維持管理
▽学校改築 23億4710万円 老朽化、統合または分離施設に伴う学校の整備
▽公共下水道の整備 187億1000万円 浸水対策(ポンプ場や雨水貯留管の整備、浸水ハザードマップの拡大など)、改築更新(長寿命化計画に基づく老朽化した管渠・施設の改築など)、地震対策(重要な管渠・施設耐震化・マンホールトイレの整備)、下水道処理区域の拡大(汚水管渠等の整備)ほか
▽寺山公園の整備 5億2150万円 公園の整備および屋根付教養施設の建築
▽北区役所庁舎の整備 140万円 新庁舎整備へまちづくりを含めた基本構想の検討
▽じゅんさい池公園水辺環境の保全 400万円 しゅんせつ工事の規模や工法を検討
▽(新)亀田健康センター改修工事 6750万円 外壁・屋上防水、内部改修
▽(新)曽野木地区コミュニティ拠点施設の整備 100万円 地域にとって相応しい施設のあり方の調査・研究
▽笹川邸保存活用計画の策定 905万2000円 文化庁の指定に基づいた保存活用計画の策定

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