トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2016/02/16

【群馬】前橋市が2016年度の当初予算案を公表

前橋市(山本龍市長)は、新年度の当初予算案を明らかにした。普通建設事業費は254億4709万1000円で、前年度から16・6%(約36億3000万円)の大幅増となった。主要事業では、小中学校校舎・体育館の新増改築事業に約47億3000万円を充て、桃井小の改築などを行うほか、市民文化会館の天井等改修事業費9億5000万円などを計上した。14日の市長選で再選した山本市長は、新年度の予算について「前橋再生元年の予算」と位置づけた。
建築事業では、小学校校舎新増改築事業に20億4983万8000円、市営住宅整備事業4億7528万3000円、前橋工科大学実験棟改築事業1億7793万円、下増田サッカー場のクラブハウス等新築事業7億7856万円、総合運動公園整備事業3億7974万1000円、(仮称)第一コミュニティセンターの建設事業1億302万円などを計上。
このうち、小学校校舎新増改築事業では、桃井小で校舎などの改築工事に着手するほか、上川淵小で校舎を増築する。
市営住宅整備事業では、南橘第5団地でNC棟の新築を行うほか、市営住宅へのエレベーター新設なども予定する。前橋運動公園整備事業では、本年度から拡張工事に着手。新年度も用地取得と造成工事を進める。
調査・設計にも予算を振り向ける。上武道路道の駅設置事業に1617万9000円を計上し、整備運営計画を策定する。また、資産利活用推進事業へ3899万6000円を充て、市庁舎周辺整備事業の基本構想策定やサウンディング型市場調査を行う。このほか、公民館大規模改修事業費2億7387万3000円の一部で、南橘公民館の旧館建て替えに向けた基本設計も委託する。
土木関連では、道路新設改良事業費に28億3512万円を計上。前橋総合運動公園の周辺道路と市道00−199号線の2路線を新規事業として着手する。
橋梁長寿命化修繕計画事業には4億2500万円を充当し、10橋で設計を作成し、21橋で補修工事を実施する。このほか、歩道橋でも長寿命化修繕計画の策定を予定しており、350万円を配分している。
土地区画整理事業では、60億93万6000円を計上し、施工中の11地区と準備地区2地区で事業を進める。
このほかの事業では、公民館運営事業に1億8404万円、都市公園バリアフリー化事業1億4250万円などを計上。公民館運営事業では、粕川公民館の改修と上川淵公民館上北分館の耐震診断を行う。
特別会計を見ると、下水道事業の建設改良費が47億3273万9000円と、前年度より約21億円の大幅増となった。主な要因は、汚泥炭化施設の建設工事費15億9062万7000円を追加したことによるもので、新年度から2カ年で工事を進める。
なお、一般会計総額は1476億4592万4000円(前年度比3・1%増)で、過去最大となっている。