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日本工業経済新聞社(埼玉)
2016/02/16

【埼玉】県八潮新都市などが埼大生招き現場見学会

 県八潮新都市建設事務所と総合技術センターは10日、建設工学を専攻している埼玉大学工学部3年生約70人を対象に、八潮南部西地区のまちづくり現場見学会を開催した。見学会は県と埼玉大学との連携事業の一環で実施したもの。まちづくりのビフォーアフターを見学し、県が推進する都市行政を学んでもらおうと企画された。
 野呂瀬所長は「埼玉県はさまざまな規模の都市やまちが点在している。都市の利便性がある一方で、田園のゆとりもある。人口集積と交通利便性をもとに多様な産業が立地し、いわば日本の縮図。現場に出向いて現物に触れ現実を見る『三現主義』を大事にして欲しい」などとあいさつした。
 学生たちは、八潮市民文化会館駅前分館多目的ホールABCで概要説明を受けた。質疑応答では、学生が公務員を志望した理由や仕事に関するポイントなどを尋ね、丁寧に回答した。
 その後、八潮南部西地区で、中原建設が手掛ける工事現場などを見学。ガラやゴミ混じりの土をふるい分け、再利用できる土にする廃棄物混合土リサイクル工法などを学んだ。現場担当者からの説明に耳を傾けていた。
 見学を終えて、3年生の小野川達郎さんは「現場で見ることでまちづくりの根底が見られた。普段暮らしているまちでもバックグラウンドがあることが分かった」などと話した。