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　愛媛県は、２０１５年度一般会計２月補正予算１２１億２２８６万円を12日に開かれる臨時議会に諮る。補正は１月に成立した国の補正予算に即応するため、緊急に対応する必要のある防災・減災対策や少子高齢化対策、地方創生の加速化、農林水産業の振興などを前倒しに実施するための経費として計上。
　内訳は防災・減災対策に66億２４５８万円、少子高齢化対策に36億４８５３万円、地方創生加速化交付金の活用に７億０４８６万円、農林水産業の振興に11億４４９０万円を計上している。
　建設事業関係の主なものでは、農地防災事業の地すべり対策国木・牛名地区（八幡浜市）の排水路工に１０７４万円、農業水利施設防災対策渕田地区（宇和島市）の頭首工に５２５０万円、中山間地域総合農地防災の６カ所に１億２４６６万円。山地防災治山事業の谷止め工など３カ所に１億５７５０万円。
　土地改良関係でかんがい排水事業４カ所に１億７２８３万円、担い手育成基盤整備事業７カ所に３億６１０２万円。
　佐田岬漁港の消波ブロック工に２１００万円。
　大洲八幡浜自動車道の八幡浜道路に２億円。道路新設改良費の道路改築事業25カ所に13億２９７８万円、災害防除事業34カ所に11億６０８９万円。
　河川改修７カ所に６億６９４７万円、海岸保全施設整備の陸閘改修２カ所に４４２１万円。砂防費の地すべり対策事業４カ所に１億３１５８万円、急傾斜地崩壊対策事業３カ所に１億１５７９万円、土砂災害防止法関連の基礎調査１９５７カ所に３億１５７９万円。港湾整備事業の東予港西条地区の防波堤整備に５２６３万円。
　国体関連として総合運動公園北部の遊歩道や休憩施設整備に７３６８万円。県営住宅の既存エレベーター改修に１３１１万円。原発対策として一時避難所への放射線防護機能付加などに９億２０４５万円。
　愛媛マルゴト自転車道整備関連でブルーライン設置や駐輪施設、コース案内板、勾配標識などに４億７６７５万円。
　ほか債務負担行為として農地防災事業の地すべり対策10カ所に２億２６００万円、ため池等整備の茨谷下地区（松山市）堤体工に１０００万円、中山間地域総合農地防災２地区に６０００万円、山地防災治山事業のアンカー工など３カ所に１億８１００万円を設定した。

提供：建通新聞社