北海道建設新聞社
2016/02/16
【北海道】釧路市が17年ぶりにゼロ市債−補正案に3億円余り計上
釧路市は、2015年度ゼロ市債に総額3億1470万円を計上した。同市のゼロ市債は17年ぶり。2月下旬開会予定の第1回定例市議会での承認後、3月に発注や契約手続きをする。
早期発注による工事の平準化により、建設業の経営環境改善や建設労働者の処遇改善、資機材確保の円滑化を図る。品確法改正に伴う担い手の中長期的な育成・確保や、15年度が市の財政健全化推進プラン集中取り組みの最終年度であることなどから実施を決めた。
16年度予算に計上する工事の一部について、補正予算でゼロ市債として債務負担行為を設定。年度内か年度明け早々に着工できるようにする。補助事業は内示まで発注できないことから、単独事業を対象に幅広い工事で対応する。
15年度ゼロ市債は次の通り。(カッコ内は予算額)
▽愛国東地区舗装=170×6m、昭和北2線2=100×9m(4000万円)▽阿寒地区共進開拓道路法面補修(500万円)▽茅野公園木製コンビネーション遊具補修(226万8000円)▽鶴ケ岱2号、鳥取南2線3、鳥取北9号2の配水管布設(6274万8000円)▽古川処理場1系消化槽ガスフィルター整備など(1591万円)▽汚水管整備=51m、雨水管整備=100m(1700万円)
▽愛国小屋内消火栓ポンプ整備(396万4000円)▽音別教員住宅改修(460万1000円)▽緑ケ岡教頭住宅除去(520万6000円)▽北陽高ガス暖房機器取り換え(9477万円)▽中央消防署桜ケ岡支署屋根補修など(1315万2000円)▽旧音別保育園解体(1407万3000円)▽防災庁舎前広場整備(3600万8000円)