松戸市は15日、2016年度当初予算案の概要を明らかにした。各会計規模は一般会計が対前年度比7・6%増の1524億8000万円、特別会計(7会計)が同2・3%増の1345億2690万4000円、企業会計(水道、病院)が同26・4%増の323億7712万3000円で、これらを合わせた予算総額は同6・9%増の3193億8402万7000円。一般会計では中央消防署建設事業(16〜18年度)で総額17億5000万円、松戸駅周辺施設等整備事業(16〜18年度)で総額8億2916万2000円の継続費を設定するとともに、松戸駅周辺地域活性化事業では個別整備計画策定業務委託料1億6500万円を計上。
一般会計歳出のうち普通建設事業費は、対前年度比22・5%増の217億1760万6000円(補助事業70億9866万3000円、単独事業146億1894万3000円)。土地開発公社保有地の買い戻しや小・中学校冷房化事業等で大幅増となった。
主な事業としては、コアラ保育所大規模改造耐震改修関係事業(16〜17年度)で総額3億1000万円、中央消防署建設事業(16〜18年度)で総額17億5000万円、主要幹線2−45号線整備事業(16〜17年度)で総額6000万円、新病院周辺道路整備関連事業(16〜17年度)で総額2億4000万円、松戸駅周辺施設等整備事業(16〜18年度)で総額8億2916万2000円、常盤平南部住宅1号棟耐震改修事業(16〜17年度)で総額3億8000万円、小金原併存住宅耐震等改修事業(16〜17年度)で総額2億200万円の新規継続費を設定。
中央消防署建設事業に関しては本年度、設計業務を鈴木建築設計事務所(松戸市南花島1−5−11)へ委託している。建設場所は、松戸新田114−5。計画規模はRC造3階建て、延べ約3300uで、約2000uを中央消防署、約1300uを千葉北西部消防指令センターに充てる。また、松戸駅周辺施設等整備事業では駅前デッキにエレベーターやエスカレーターを設置するなどの整備を行う計画。
さらに、松戸駅周辺地域活性化事業では、本年度の松戸駅周辺地区まちづくり整備基本計画(日建設計が担当)を踏まえて個別整備計画を策定するとして1億6500万円を計上するとともに、矢切観光拠点整備測量委託他で1001万2000円を計上。
このほか、市民センター施設整備業務では六実市民センター本館空調機改修工事に5810万円を計上するとともに、市民センターバリアフリー化推進業務では新松戸市民センターの工事に3億3100万円、馬橋東市民センターの設計に1200万円を計上。また、松ケ丘小学校校舎解体・新築工事関係経費1億6000万円、松戸運動公園施設整備業務費6000万円(野球場及び体育館競技場トイレ改修工事4800万円、体育館空調設備改修に伴う設計委託1200万円)、千駄堀スポーツ広場施設整備業務3000万円(水処理施設解体、フェンス等改修)、戸定邸園復元工事関係経費9800万円、松戸中央公園再整備計画策定委託料1500万円、小金・浅間公園再整備工事費1億6500万円、矢切公園整備基本設計等委託料5000万円、道路改良業務10億1491万2000円、橋梁補修業務5億9630万円、松戸駅西口まちづくり基本計画検討業務委託料500万円、北小金駅北口まちづくり基本計画検討等業務委託料1250万円、新松戸東部土地区画整理事業検討業務費1500万円、千駄堀地域開発基本構想検討業務費3500万円、常盤平南部住宅給排水管改修等工事費1億3000万円、小金原併存住宅給排水管改修等工事費1億8600万円も計上した。