宝達志水町新国民健康保険志雄病院新築工事の安全祈願祭・起工式は12日、同町子浦の旧志雄中跡地で開かれ、関係者約70人が17年3月の完成を予定する地域医療拠点の着工を祝った。
新志雄病院は、既存病院(荻市)の老朽化の改善などを図るため、旧志雄中グラウンド部分(敷地面積1万5779・64平方メートル)に移転新築される。建設規模はRC造3階建て延べ5940・89平方メートル(付属棟含む)。基礎免震構造を採用し、大規模地震の発生時にも病院機能を維持できるようにする。
病床数は現在の100から70(一般35、療養35)に縮小され、内科、外科、整形外科、歯科、皮膚科、眼科、リハビリテーション科が入る。しゅん工後に各種検査などを経て、来年5〜6月ごろの開院を目指す。施工者は安藤ハザマで、設計・監理は内藤建築事務所が担当。建設費は23億4144万円。
安全祈願祭では、津田達町長がかま入れ、廣田哲内藤建築事務所執行役員名古屋事務所長がくわ入れ、杉本文雄安藤ハザマ取締役常務執行役員建築事業本部副本部長がすき入れを行うなどして、無事故・無災害を祈った。
起工式で津田町長は「地域医療のさらなる充実を図っていきたい」とあいさつ。来賓の岡田直樹財務副大臣、本吉淨与県議、林一郎町議会議長が祝辞を述べた。