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建通新聞社
2016/02/12

【大阪】堺市2016年度当初予算案

堺市は、総額7280億円の2016年度当初予算案を発表した。一般会計は対前年度当初比3・9%の増となる3856億円。このうち普通建設事業費には、過去最高だった前年度を19・4%上回る673億円を投じる。建設関連では百舌鳥古墳群ガイダンス施設等整備事業や大浜体育館建て替え(武道館併設)事業などを盛り込んだ。
 百舌鳥古墳群ガイダンス施設等整備事業は、基本設計の委託先をプロポーザルで選定中。16年度にはガイダンス施設の基本・実施設計、展示設計を行うほか、古墳の視点場整備などに3億7870万円を投入する。大浜体育館建て替え(武道館併設)事業は、PFI手法による整備を視野に入れている。16年度には実施方針を策定し、17年度に事業者の募集を行い、決定。18〜20年度で整備し、21年度の供用開始を目指すこととなる。
 このほかの建設関連の主な事業は、小学校普通教室の空調整備事業に31億2150万円(別途債務負担行為13億9800万円)、百舌鳥古墳群周辺整備事業に2億6679万円(別途債務負担行為5100万円)、原池公園事業(野球場・運動公園)に9億0965万円などを盛り込んでいる。また、耐震化関連では、市立保育所の建て替えなど3カ所に4億2158万円(別途債務負担2億5500万円)、経年劣化した水道施設の耐震化に81億2699万円(別途債務負担行為44億9300万円)、下水道総合地震対策事業に17億0200万円、重要橋梁としている大浜高架橋他10橋の耐震化に28億5900万円(別途債務負担行為3億9000万円)などを計上している。
 一般会計以外の予算規模を見ると、特別会計は2568億5954万円で前年度比0・2%の増加となる。水道事業会計は270億9554万円で同2・7%の増加。下水道事業会計は585億0771万円で同3・9%の減少となる。

提供:建通新聞社