安城市は、2016年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比15・5%増で過去最大規模の729億2000万円を計上した。プラネタリウムの整備を含む「文化センター大規模改修事業」をはじめ、明治本町地内公園に調整池を整備する「追田排水区内水対策事業」などの事業費を盛り込み、投資的経費は同比82・5%増となる183億1398万円を盛り込んだ。
会計別では、特別会計が下水道事業など8会計で355億4000万円(前年度当初比0・3%減)、企業会計の水道事業は44億0600万円(同5%増)。これらを合わせた予算総額は1128億6600万円(同9・6%増)。
建設主要事業では、市役所周辺の駐車場不足を解消するため新設する市役所立体駐車場整備事業に6億3000万円、低年齢児受け入れの拡大を図るため新築するみのわ保育園移転新築事業に8億9353万円、母子保健など市民の健康を担うために全館改修する保健センター改修事業に7億0450万円を計上。
このほかの建設関係では、汚泥再生処理センターにリニューアルするし尿処理施設改修事業に12億6730万円、集中豪雨による浸水被害を軽減するため調整池を整備する追田排水区内水対策事業に6億0400万円、プラネタリウムの整備を含めた文化センター大規模改修事業に1億7300万円、ソフトボール場A球場などを改修する屋外体育施設改修事業に2億4900万円を盛り込んだ。
また、13年度から整備する中心市街地拠点整備事業(名称・アンフォーレ)の16年度分に45億2970万円、物件移転補償費を中心に配分した南明治第一土地区画整理事業に16億3666万円、同土地区画整理事業と合併施行で進めている住宅市街地総合整備事業に7億4577万円を計上した。
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建通新聞社