日本工業経済新聞社(茨城)
2016/02/10
【茨城】新庁舎に3年総額46億円など石岡市の新年度予算案
石岡市(今泉文彦市長)は9日、2016年度当初予算案を発表した。主なものでは、新庁舎建設事業に23億1337万7000円、合併市町村幹線道路緊急整備支援事業に8億9181万3000円、一般市道整備事業に2億6435万円、公園維持管理に1億7993万3000円、地方道路等整備事業に1億7790万円、橋りょう新設改良事業に1億3216万7000円、市営住宅長寿命化改修事業に1億2763万円を計上している。
一般会計の総額は309億円で、前年度比1・9%のマイナス。普通建設事業費は49億5074万5000円で8・4%マイナスとなった。これは石岡駅周辺整備事業や学校耐震化、中学校空調整備事業が減少したことによるもの。
目玉の新庁舎整備事業は、新年度に着工となる。現在、葛v米設計(東京都江東区)が実施設計に着手しており、本年度内にも完成予定。
基本設計によると、規模はRC造(一部S造)の基礎免震構造5階建て、延べ1万512u。
工事は9月下旬〜10月初旬に着工となるもよう。竣工予定は18年4月末。工事費は3カ年継続で総額約46億円。初年度分事業費は18億2822万円とした。
そのほか、建設地の造成工事費として4億4280万円も計上した。
道路関係は、合併市町村幹線道路緊急整備支援事業に8億9181万3000円を充て、そのうち工事費に4億5110万円を確保。
一般市道整備事業は2億6435万円で、集落道路などの排水整備・舗装新設に取り掛かる。
地方道路等整備には1億7790万円を充当し、幹線道路の改良を行う。対象は三村、杉並2丁目、東ノ辻、根当、国府7丁目、片岡、下林、下青柳、真家の9路線。
また橋梁では、14年度から着手している三村地区の天神橋の架け換えに1億3216万7000円を設定し、深久保橋ほか11橋の定期点検に760万円、第6号橋ほか4橋の測量・設計に1500万円、松山橋と笊内橋の長寿命化修繕に1100万円を配分した。
ほかに新規で、道路ストック総点検を実施する。委託料は1300万円。
公園関係では、石岡駅周辺整備関連工事に1億4340万円。さらに市営住宅の長寿命化のための修繕工事に1億2317万円。
特別会計を見ると、下水道事業が前年度より13・9%増の25億1450万4000円。
公共下水道整備事業(単独)に2億8248万3000円を盛り、そのうち真家・東成井の管渠埋設工事に2億3425万2000円を配分。
一方補助事業は、同2地区の管渠工事費として1億9228万4000円を計上した。