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　富山県建設業協会の１５年度「建設業資格取得支援講座」が、９日から富山市のサンシップとやまでスタートした。
　人材不足が懸念される建設業の人材育成を促進するため、厚生労働省「地域創生人材育成事業」の委託事業として、富山県から受託し、初めて開催するもの。
　１級建築施工管理技術検定試験の対策講座となるこの日は、２５人が参加。開講に当たり、同協会の清水英一事務局長が、「講座は建設業に勤める若者の定着促進を目的に、県の委託を受け実施する。仕事に必要な資格の早期取得を支援することで、意欲を持って仕事にまい進し、職場への定着率を高めるもの」と説明し、「講座では、受験対策の基本的なポイントや効果的な学習方法を映像講義で解説してもらう。２日間の短い日程だが、講座を機に一層勉強に励み、栄冠を勝ち取ってほしい」とあいさつ。
　講習ではまず、日建学院富山校の室林秀樹ライセンスアドバイザーが講座の進め方を説明。引き続き、建築学や躯体工事、仕上工事、設備工事について映像講義で学んだ。１０日には、今後の学習の仕方を確認した後、施工管理法や法規を学習し、実力確認テストに取り組む。
　同協会では今後、より実践的な試験直前対策講座の開講も予定している。なお、１級土木施工管理技術検定試験の対策講座は３月１５、１６日に開かれる。