四日市市は、水沢町にある「茶業振興センター」を移転改築するため、実施設計を阿波設計事務所三重支店(津市)に委託した。設計工期は9月30日まで。2016年度に敷地造成工事に着手するほか、建築工事を発注、17年度に着工する考えだ。
16年度当初予算案に造成工事費4670万円を計上したほか、建築工事費として限度額2億2900万円・16〜17年度期間の債務負担行為を設定した。建築工事は16年度2月議会の承認を目標に入札手続きなどを進める方針だ。
新施設は、研修棟(327平方b)と茶工場(204平方b)の平屋2棟で構成する。調理(厨房)スペースを設けるほか、展示・販売スペースを設置する。県産材を活用した整備を行う予定だ。構造など詳細は設計段階で検討する。
現センターの敷地が新名神高速道路の建設用地となるため、近隣地に移転する。移転先は、現センターの南西にある星の広場に隣接する市有地(水沢町西野252ノ63の一部)。現況は緩傾斜地の山林で、約7600平方bの敷地のうち約3600平方bを造成し移転地に使用する。
基本設計は綜企画設計岐阜支店(岐阜市)、造成設計はプラスデザイン(四日市市)がそれぞれ担当した。
現センターは1992年に完成。建屋として研修棟(鉄骨造平屋約400平方b)と研修茶工場(鉄骨造平屋約250平方b)を配している。所在地は水沢町西野268ノ3。
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建通新聞社