関西電力は大飯、高浜両発電所における特定重大事故等対処施設の整備に向けた作業用トンネル工事について、大林組、大成建設で進めている。
具体的には大飯を大林、高浜を大成がそれぞれ担当し、ともに15年度末の完了が目標。
同施設は、原子炉建屋への故意による大型航空機の衝突やその他のテロリズム等により、原子炉を冷却する機能が喪失し、炉心が著しく損傷した場合に備え、格納容器の破損を防止するための機能を有する施設。▽減圧操作設備▽注水設備▽原子炉格納容器過圧破損防止設備▽緊急時制御室▽電源設備(発電機)|で構成され、法定猶予期間である18年7月までの設置が求められている。