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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/02/08

【群馬】境いよく保育所の建て替えに2・9億円

伊勢崎市(五十嵐清隆市長)は8日、新年度の当初予算案を明らかにした。普通建設事業費は、99億9897万6000円で、前年度から3・2%減(3億2536万4000円減)となった。減額は、本年度で小中学校の耐震補強工事が完了したことによるもの。主要な建設事業では、境いよく保育所の建て替え事業費に2億9000万円、赤レンガ倉庫改修事業費2億4000万円、小学校のトイレ改修費8億4647万2000円などを計上している。
五十嵐市長は新年度当初予算について「ふるさと元気発信予算」と命名し、定住、移住人口の増加を図る予算と位置付けた。
新規事業では◇境いよく保育所の建て替え事業費2億9000万円◇(仮称)障害者センターの改築事業費2億円◇学校給食調理場の整備事業費3002万4000円◇保泉茂呂線の整備事業費960万円◇文化会館の総合診断委託料4000万円◇あずま南小学校周辺の浸水対策事業費1億750万円◇清掃リサイクルセンター21最終処分場整備事業費5500万円−などが計上された。
このうち、学校給食調理場の整備事業では、老朽化した3つの調理場を再編し、西小保方沼公園に新施設の建設を計画。新年度は、実施設計を作成する。
都市計画道路保泉茂呂線整備事業では、境保泉地区と東毛広域幹線道路を結ぶL200mの新設を計画。新年度は、不動産鑑定や測量などを実施する。
文化会館の総合診断委託では、老朽化が進む同施設を躯体から内部設備まで診断し、長寿命化に向けた準備を進める。
あずま南小学校周辺の浸水対策事業では、雨水幹線の整備を計画。新年度は、用地買収を中心に行う。
清掃リサイクルセンター21最終処分場整備事業では、第4期最終処分場の新設に向けて、基本および実施設計を作成する。
継続事業では◇小学校のトイレ改修事業費8億4647万2000円◇赤レンガ倉庫の整備工事費2億4000万円◇伊勢崎駅周辺整備事業費15億5516万9000円◇茂呂住宅建設事業費1億8567万4000円◇新伊勢崎駅周辺整備事業費2億1100万円−などを計上。
このうち、小学校のトイレ改修事業では、8校のトイレで洋式化を計画。新年度の工事により、全校で洋式化が図られることとなる。
なお、一般会計当初予算案の総額は739億円で、前年度から0・5%増となっている。