富山県は16年度、富山県立大学看護学部施設整備として実施設計、地質調査などに着手する。自由民主党県議会議員会との16年度予算に係る折衝結果で、1億1200万円が盛り込まれた。
県立中央病院に隣接する県立総合衛生学院(3年制)を改組し、4年制の県立大看護学部を新設するもの。建設規模は教育棟約8700平方メートル、体育館棟約1200平方メートル。衛生学院の本館(RC造4階地下1階建て延べ4909・57平方メートル)を研究棟、別館(RC造3階建て延べ1605・28平方メートル)を図書館として改修する。教育棟には講義室や演習室、実習室・準備室などを設ける。
17年4月に教育棟、18年9月に衛生学院の工事に着手し、19年4月の開学を予定している。体育館は19年度以降に着工する。工事費は約46億2000万円を見込む。入学定員は現状の100名から120名に増やし、将来的に大学院(修士課程)を設置する。
基本設計は押田建築設計事務所が担当。履行期限は5月31日まで。