国土交通省がまとめた建築着工統計調査報告によると、大阪府の2015年1〜12月期(1年間)の着工棟数は2万7543棟で、前年比2・5%減となり、床面積の合計とともに2年連続で減少した。床面積の合計は789万4299平方b(前年比6・2%減)。一方、工事費予定額は1兆6447億5734万円(同9・6%増)で、3年連続の増加となった。
府内の着工棟数を構造別にみると、木造(2万0145棟、前年比0・4%増)と鉄骨鉄筋コンクリート造(70棟、同48・9%増)だけが前年比増。鉄骨造(5942棟、同9・1%減)、鉄筋コンクリート造(934棟、同12・3%減)、その他(427棟、同20・1%減)、コンクリートブロック造(25棟、同3・7%減)はいずれも前年より減少した。
市町村別では、大阪市、高槻市、八尾市、泉佐野市、富田林市、松原市など16自治体が前年比増。堺市、豊中市、吹田市、東大阪市、枚方市、茨木市など27自治体が減となった。
大阪市内では、24区中12区が前年比増。此花区の伸び率が最も高く、375棟で前年より222棟(145%)増えた。堺市内の前年比増は堺区と西区の2区だけだった。
提供:建通新聞社