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建通新聞社(岡山)
2016/02/08

【岡山】玉野市 図書館と中央公民館移転 当初予算に事業費を要望

 玉野市立図書館と中央公民館の移転・整備と新施設の運営の在り方などを検討する図書館協議会が3日に開かれ、2017年4月のオープンに向けたスケジュールや施設の基本構想・整備運営方針に関する考え方などが示された。
 新玉野市立図書館・中央公民館は、同市宇野1丁目の商業施設(天満屋ハピータウン・メルカ)内に移転・整備を計画。既設棟の2階北側に開設する新施設は総面積4216平方b。図書館部は2277平方bで、学習室92平方b、お話コーナー28平方b。蔵書数は18万冊。中央公民館は1512平方bで、ギャラリー376平方bやミュージアム150平方bなど。新施設の改修工事は玉野市が担当する。
 施設のレイアウトや移転後の管理運営は、15年6月に「図書館と公民館の融合連携」をテーマに事業提案した図書館流通センターと三上建築事務所(茨城県水戸市)で構成するTRC玉野(石井昭代表)を選定。基本・実施設計などを委託するとともに、指定管理者の仮協定を結んで運営手法の協議など開設準備を進めている。
 設計はほぼ完了し、市では3月定例市議会に提案する16年度当初予算案に工事費などの計上を要望。予算化されれば、6月議会案件で改修工事を発注。5〜6カ月程度の工事期間を見込んでいるという。
 夏休み期間中にはワークショップを開催、最終的なレイアウトや運用面に市民の声を反映させていく考え。また、指定管理契約の締結に向けてどのように評価判定を行うのかといった管理運営指標をこれから策定していく。指定管理期間は17年4月1日から5カ年間の予定。

(提供:建通新聞社)