北千葉広域水道企業団の2016年度予算は、収益的支出が対前年度比4・3%減の104億7425万5000円、資本的支出が同57・6%増の98億3629万7000円となった。更新事業(第2次)に16〜19年度の4か年継続費96億2900万円を設定するとともに、送水管流山〜我孫子線27工区布設替工事に限度額4億5000万円(16〜18年度)、送水施設改良工事に同16億6000万円(同)、送水管更新更新基本計画策定等業務委託に同2億2000万円(16〜19年度)の債務負担行為を設定した。
新年度は第14次経営戦略による財政フレームを基本に、@安全かつ安定した用水供給体制を堅持するための導・送水管路工事の計画的な執行A新たな浄水貯留施設となる沼南調整池築造工事の着実な執行B既存施設の現状に即した保全工事及び更新工事の計画的な執行――の3項目を重点施策に掲げ、事業を推進する。
導・送水管路の計画的な執行では、送水管更新基本計画を16〜19年度の4か年で策定するため、年度事業費5100万円を計上。保全工事及び更新工事の計画的な執行では、41億9300万円の事業費で浄水場中央管理本館外装、1号送水ポンプ設備、送水管補修弁交換等の保全工事(保全工事費7億3200万円)と浄水場自家用発電設備、苛性ソーダ2次側注入配管、花井中継ポンプ場無停電電源装置等の更新工事(更新工事費34億6100万円)を実施する。
同企業団の新年度業務予定量は、年間総給水量が前年度当初比0・1%減の14880万2180立方m、1日平均給水量が40万7677立方m。