日本工業経済新聞社(山梨)
2016/02/05
【山梨】29億見込み事業着手 県峡東農務の畑総みさか桃源の郷
国の本年度補正予算の決定により、県峡東農務事務所は畑地帯総合整備事業みさか桃源の郷地区に新たに着手する。ほ場をはじめ農道、用排水路を整備するもので8000万円の事業費が配分されている。
同地区については、昨年11月の県公共事業評価委員会に諮られ、実施の妥当性が認められたところ。その際の全体計画では、2016年度を皮切りに24年度までに約29億円を投入し、主要工事として、7カ所の区画整理26・7h、1カ所の用排水施設(畑地かんがい)6・1h、20路線の農道7・5qの整備を実施する。
桃やブドウの栽培が盛んではあるものの、狭く未舗装の農道が点在するとともに、形が整わない小さな区画が並び、作業効率化の面から一体的な基盤整備を進める考えだ。
当面、測量や設計への事業費充当が想定されるが、当初は初年度のコンサルに5000万円を見込んでおり、上積み分により着工に至るか注目される。
【写真:事業対象となる金川曽根広域農道沿いに広がるブドウ畑】