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北陸工業新聞社
2016/02/05

【福井】新年度設計、18年度着工へ/一乗谷朝倉氏遺跡展示ガイダンス棟/−県−

 福井県は、「一乗谷朝倉氏遺跡博物館(仮称)」として計画する「展示ガイダンス棟」の整備で、順調に行けば、16年度から基本設計に取り掛かる構えだ。20年度の完成を目指しており、18年度には本体着工へと運ぶ見通し。
 日本最大の戦国城下町の遺構である一乗谷朝倉氏遺跡(福井市)全体のレベルアップを図るため、全国の中世研究拠点、遺跡観光のゲートウェイとなる博物館の整備や朝倉氏庭園の再生などを進めていくもの。
 計画によると、観光客らに楽しみながら遺跡の全体像や価値を分かりやすく知ってもらえるよう、展示ガイダンス棟を新設。併せて、遺跡区域への車両乗り入れ規制を進めるため、パークアンドバスライド用の大型駐車場を整備する。
 加えて、現在の資料館および埋蔵文化財調査センターを「調査研究・収蔵棟」へと改修し、全国中世都市遺跡を解明する中核的な研究拠点として体制を強化するとともに、機能を充実、研究を高度化させ、収蔵機能を拡充する。
 県では、順調に予算が確保できれば、20年度に展示ガイダンス棟と大型駐車場を完成させ、残る調査研究・収蔵棟に関しても21年度中に改修を終えたい意向だ。
 基本計画策定支援業務は丹青社が担当。

hokuriku