日刊建設工業新聞
2016/02/05
【鳥取】本紙「受注市況」1月末現在で前年同期比5・8%減
2015年4月から16年1月末現在までの15年度10カ月間の本紙掲載「受注市況」による受注総額は、対前年度同期比5・8%減の1130億3338万円にとどまった。(本紙の入札結果欄の総合計)。本紙がとりまとめた県下の建設、コンサルタントをはじめ、大手ゼネコン、共同企業体(JV)の受注総合計の数値で、昨年度同期の1200億円台のとどかず、また受注件数も4937件で、金額、件数とも低調な受注数値を示した。特に西部管内が14%減、また、県外受注も20%と大幅に減少した。一方JV物件は32%増と大幅な伸び率を示した。
鳥取、八頭、中部、西部、日野の5管内の受注総額(JVを除く)を見ると、4270件、658億1955万円で、受注金額は8・2%減。受注件数も昨年同比で262件減少しており、地元の受注機会の減少が浮かび上がっている。
各地区の受注件数、総額は次の通り。()内は前年度の件数、金額。
▽総合計=4937件、1130億3338万円(前年同期5340件、1200億1111万円)。5・8%減。
▽東部管内=1531件、252億8521万円(同1615件、253億8588万円)。0・4%減。
▽八頭管内=195件、41億5444万円(193件、45億2353万円)。8・2%減。
▽中部管内=981件 138億9079万円(同1025件、161億4047万円)。1・4%減。
▽西部管内=1402件、197億0897万円(同1486件、229億0681万円)。14・0%減。
▽日野管内=161件、27億8014万円(同223件、27億3929万円)。1・5%減。
▽県外=578件、249億0062万円(同686件、314億8979万円)。20・98%減。
▽JV=89件、223億1321万円(同112件、168億2534万円)。32・6%増。
※各管内の総額は、それぞれ管内に本社を置く業者の受注総額であり、エリア全体の受注量ではありません。県外業者、JV工事も別途あり、各管内エリアごとの事業量ではないことをご了承ください。