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建通新聞社(中部)
2016/02/03

【愛知】豊橋市初の道の駅として七根IC周辺に 国交省重点道の駅に選出

 豊橋市は、国道23号名豊道路「豊橋東バイパス」の七根インターチェンジ(IC)周辺に、道の駅「とよはし」(仮称)の整備を計画している。市内では初の道の駅となり、国土交通省の2015年度「重点道の駅」として愛知県では唯一の選定となった。現在、基本計画を策定しており、3月中にまとめる方針。総事業費は約9億円を見込む。16年度事業では用地取得を進めるほか、測量設計などに着手する予定で予算化など準備を進める。
 道の駅とよはしは、市が進める「名豊道路道の駅整備事業」として、「JAあぐりパーク食彩村」(東七根町字一の沢113)の東側に新設する計画。七根ICの出入り口に近く、道路利用者の休憩施設機能をはじめ、南海トラフ地震などに備えるため、同駅を「豊橋市地域防災計画」の防災活動拠点として位置付け整備する方針。
 このほか、地元で収穫された野菜や肉、魚の販売や料理を提供するなど地域振興に加え、情報発信機能を兼ね備えた複合的な施設を目指す。
 施設規模は、約3万8000平方bを想定。策定中の基本計画の中で、具体的な施設内容を検討しており、3月中にまとめる。市は、16年度に測量設計、用地買収、造成工事などに着手するため、準備を進めるとともに、予算化を図る。
 市の計画では、17年3月の完成を目指し、基本計画の策定など15年度から事業着手している。同事業では3カ年計画で総事業費約9億円を想定しているが、今後の計画次第では事業費が膨らむ可能性があるという。
 また、国土交通省が15年度の重点道の駅として選定した全国38カ所に入った。選定について、佐原光一市長は「とてもうれしい。南海トラフ地震など災害時の防災活動拠点として整備するとともに、朝採りの新鮮な野菜と肉、魚の販売、地元の作るおいしい料理を提供して、豊橋らしさを発信していく」と述べた。

提供:建通新聞社