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　県開発公社（渡邊一夫理事長）は２日、南中郷工業団地の産業用地６８９６・２０�uを譲渡する契約を、テントメーカーの山口産業�梶i佐賀県多久市、山口篤樹代表取締役）と締結した。同社は今月から鈴縫工業�梶i日立市）で工事整備に着手し、本年７月の竣工、稼動開始を目指す。なお佐賀県から本県への企業進出は初となる。
　同社は、固定式のテント倉庫をはじめとする各種テントを製造しており、九州地区トップシェアを誇る。東北の復興事業や東京オリンピックの施設整備などによりテント倉庫の需要が拡大していることから、関東と東北地方の中継点となる北茨城市に拠点を持つことで、物流コスト削減や納期短縮を図りたい考え。
　工場はＳ造平屋建て、建築面積はプレハブ造りの事務所棟を含め約５５５�u。設計はアイビーデザイン�梶i水戸市）が策定した。投資額は土地、建物、設備合わせ約２億円となる。
　南中郷工業団地への進出は、今回で９社目。分譲面積21・６haのうち15・９haが分譲済みとなった。分譲率は73・６％で、残る区画は２区画、５・７ha。