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日本工業経済新聞社(茨城)
2016/02/03

【茨城】国道125号4カ所の早期整備を期成同盟会が要望

 つくば市、土浦市、下妻市、八千代町の3市1町で構成する「国道125号整備促進期成同盟会」(会長・市原健一つくば市長)は2日、県土木部を訪れ、(仮称)つくば東バイパスや下妻・八千代バイパスの早期事業化などについて要望活動を行った。土木部側は共有地の買収が一番のネックであることを示し、より一層の理解と協力を求めた。
 国道125号は、県南と県西地区を結ぶ経済発展に欠かせない幹線道路。しかし幅員の狭い箇所や、バイパス、歩道の整備が必要な箇所が多いことから、今回4カ所の早期整備を要望した。
 1つ目の要望は、(仮称)つくば東バイパスなどの早期事業化と未決定ルートの早期決定。
 同バイパスの全体延長は約9・8qだが、そのうち一番西側の池田地内から筑西つくば線までの区間について、途中、桜川に橋梁を架けての優先整備を求めた。
 これに対し、土浦土木事務所は「桜川の橋梁については、現在西側でつくばバイパスの整備を進めているので、交通や地域の状況を勘案しながら検討してまいる」と応えた。
 2つ目は現在施工中のつくばバイパスで、引き続きの整備促進を要望。県側は「進捗率は26年度末で83%。本年度は用地買収に力を入れていく」とした。
 3つ目には、交通量が多いにも関わらず、1車線のみで混雑が激しい下妻市と八千代の区間の早期事業化を訴えた。
 担当の常総工事事務所は「事業化に向け、本年度は八千代町側でボーリング調査を実施した」と説明。
 そして4つ目に、八千代地区の交差点改良と歩道整備を要望。
 県側は「貝谷交差点では、本年度は用地補償と歩道工事を一部で行った。砂沼公園入口交差点(下妻市)については、今後用地買収が済んだところから着工していきたい」と伝えた。
 同期成同盟会の顧問である飯塚秋男県議会議員は、下妻・八千代バイパスが都市計画決定を受けてから約20年経過していることに触れ、「そろそろ進めないといけない」と指摘。
 最後に渡辺学土木部長は、「一番の問題は共有地。市町と県議会と情報共有しながら、引き続きお力添えいただきたい」とし、「要望どおりに進捗していないのは申し訳ないが、これからも最大限頑張っていくのでご協力を」と話した。
 要望事項は次のとおり。
 ◆一般国道125号4車線化の整備促進を図ること
 ◆2016年度整備にあたっては、所要の道路整備費を確保し、促進を図ること
 @(仮称)つくば東バイパス等の早期事業化および未決定ルートの早期決定=L約9・8q、バイパス整備(つくばバイパス池田地内から筑西つくば線への区間の優先整備) Aつくばバイパス=L5・3q、バイパス整備
 B下妻・八千代バイパスの早期事業化=L5・5q、バイパス整備
 C交差点改良・歩道整備(八千代地区)=L1q