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日本工業経済新聞社(茨城)
2016/02/02

【茨城】新設小学校に2カ年32億など当初予算案公表

 阿見町(天田富司男町長)は1日、記者会見を開き、新年度当初予算案の概要を発表した。主なものでは、本郷地区の新設小学校整備事業で、工事費に2カ年継続費32億7813万6000円、公共下水道整備事業に9億8358万8000円、学校施設改修事業に4億3179万6000円、道路橋梁維持補修事業に3億8591万6000円、道路新設改良事業に2億2937万3000円、町民体育館耐震補強に1億2525万4000円などを盛り込んでいる。
 一般会計の総額は168億9500万円で、前年度に比べて9・3%増。普通建設事業費は、本郷地区新設小学校の工事費によって、前年度比54・9%増の31億8839万7000円となった。
 本郷地区新小学校は、現在褐j設計(東京都新宿区)が実施設計をまとめているところで、3月末までに策定予定。新年度はいよいよ着工となることから、工事費に2カ年継続費で32億7813万6000円(2016年度=12億9684万5000円、17年度=19億8129万1000円)を設定。6月の定例議会で承認を受けての着工を考えている。開校は18年4月の予定。
 そのほか学校関連で、トイレ改修やエアコン設置工事などに4億3179万6000円を計上。阿見中と本郷小でトイレ改修とエアコン設置を行うほか、阿見小ではエアコン設置、トイレ、内装の実施設計にも取り掛かる。
 スポーツ施設では、町民体育館の耐震補強に1億2525万4000円を投じる。耐震化と共に、照明のLED化や水回りの改修なども実施する。
 また、総合運動公園体育施設改修事業には4138万4000円を措置。陸上競技場のトラック、テニスコート照明灯、野球場放送設備が対象。
 道路関係では、道路橋梁維持補修事業に3億8591万6000円を配分。内訳は、舗装修繕(9路線、L3250m)が2億3510万円、橋梁修繕(2橋)が2000万円、交通安全施設工事(2路線、路肩のカラー化)が1220万円、除草剪定が6298万8000円。
 新設改良事業では、2路線(中央東、中央北・南、L410m)の改良舗装や、6路線(寺子・三区上、実穀、下本郷、上小池、上長・三区下、三区上、L976m)の排水整備などに合わせて2億2937万3000円を予算化。
 特定地区の荒川本郷地区では、都市計画道路(公園通り線、L157m)の整備工事や2路線の測量設計、用地取得などのため、合わせて1億2260万3000円を充てる。
 さらに、都市計画道路寺子・飯倉線(L1650m)には3381万円を計上し、用地測量や詳細設計に入る。
 庁舎関係では、西側の4階建屋部のトイレ、給排水設備の改修工事費を9787万9000円とした。
 本年度、基本設計や地質調査などを行った道の駅整備事業には1763万3000円を充て、不動産鑑定や土地評価のほか、指定管理者の募集も開始する。
 特別会計では、公共下水道整備事業費を9億8358万8000円とし、荒川本郷地区(φ200o、L約650m)と吉原地区(φ200〜250o、L約6200m)で管渠工事のほか、荒川本郷地区で調整池整備を進める。