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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/02/03

【群馬】みなかみ町が(仮称)徒渉橋の上部工を公告

みなかみ町は近く(仮称)徒渉橋上部工の条件付き一般競争入札を公告すると明らかにした。参加資格には過去3年間に同一工種(公共上部)の実績があることなどが求められる。町は公告日から入札参加申請日までは1週間程度とし、3月に開かれる定例議会へ契約議案を上程する考え。橋の完成は2018年度となる。住民から橋完成への期待も高く、町もホームページ上に完成時期を掲載するなど完成に向け強い意気込みを示している。
(仮称)徒渉橋は町役場本庁舎の西側500mほどに位置する。
都市計画道路真政悪戸線の利根川上に架設され、役場やJR後閑駅周辺と月夜野中学校、月夜野総合体育館周辺の2地区を最短で結ぶ新たなルートとなる。朝夕の月夜野橋周辺の渋滞解消などが見込まれている。
橋種は鋼2径間連続細幅箱桁橋で橋長96・5m、幅員16m。うち車道幅員が7m。安全に通学ができることなどを考慮し、歩道は両側に4・5mずつと余裕を持たせ、自転車通行帯も整備する。車道と歩道の間はガードレールで分ける。
11年度に下部工が完成し、A1とA2橋台が逆T式で直接基礎、P1橋脚が壁式の場所打ち杭基礎で整備された。八千代エンジニヤリング(東京都台東区)が設計を行った。
上部工の建設費は、本年度当初予算に計上した事業費約4億2700万円の一部と債務負担行為を設定して新年度予算を活用する。桁の工場製作から架設までを一括して発注し、床版と地覆の整備まで実施。架設にはクレーンを使用する。
17年3月の上部工完成後に鋼製の高欄、シート系の橋面防水工、アスファルト舗装(t8p)、ポールタイプの照明を両側に計3基の設置などが予定されている。
橋が架かる真政悪戸線は全体延長が2420m、幅員は16mで、本年度完了予定の区間を含めると約845mが完成している。町は同線の整備計画として、橋の前後約220mは橋の完成にあわせて工事を実施。そのほかについては橋の完成後に整備を進めていきたいとしている。