高松市は、香南町岡に整備する南部地域スポーツ施設(仮称)について、2017年度中の完成を目指す。当初、同施設の完成予定時期を16年度中としていたが、基本構想に盛り込んでいた一部施設の変更を検討、地域審議会や市議会での説明などを経て着手する。
造成工事の発注は、3月に開かれる市議会への説明などを考慮すると16年度当初になりそうだ。工事費等は、2015年度の当初予算に関係事業費1億5162万円を計上している。多目的グラウンドなど施設については造成工事完了後の発注となる。
実施設計案では、サッカー、グランドゴルフ、ホッケーなど多目的に使用できる人工芝エリア約9300平方bとイベントスペースなどに活用できる天然芝エリアの約3600平方b整備。駐車場は約150台分のスペースを確保する。
施設群で当初計画していた夜間照明や管理施設については今後の施設利用状況を見て検討する。新たにパブリックコメントで要望のあった、夏季における落雷対策、高齢者利用を考慮した段差の解消やスロープ整備も行う。用地取得費用等を除き概算工事費は当初約6億円を想定している。
建設地は国道193号の西側に隣接する香南町岡地区の空港関連事業用地。香南町岡清水87ノ1他で面積4万2172平方b。
実施設計は東洋コンサルタント(高松市)が担当した。
提供:建通新聞社