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建通新聞社(岡山)
2016/02/01

【岡山】倉敷市 ごみ焼却場を解体 環境センター整備配置計画まとまる

 倉敷市環境施設課は、倉敷環境センター(白楽町424)ごみ焼却処理場の解体を計画しており、隣接する既存施設の集約化を含めた跡地整備配置計画をまとめた。
 ごみ焼却処理場を解体するほか、敷地内には今後も継続して使用する予定の雨水貯留センターやし尿処理場・下水処理施設が隣接してあり、一部を解体撤去してごみの受入保管施設(ストックヤード)や浄化槽汚泥の再処理施設を移転集約する。
 事業計画では、白楽町マテリアルリサイクル推進施設整備事業(A計画)として、ごみ焼却処理場と、し尿処理場の一部(消火タンクと旧処理槽)、下水脱水機棟を解体撤去し、跡地にストックヤードと事務所棟を整備する。予定事業期間は2016〜20年度。白楽町有機性廃棄物リサイクル推進施設整備事業(B計画)として、老朽化したし尿処理場旧水処理槽を解体撤去して浄化槽汚泥処理施設(汚泥再生センター)を新設するほか、残存施設の解体と跡地整備を行う。予定事業期間は17〜22年度。
 敷地面積は約2万6800平方bで、整備後は環境センター約5400平方b、し尿処理施設約3500平方b、下水処理施設約8500平方bの合計約1万7400平方bとなり、余剰地約9400平方bを確保する予定。
 概算事業費は約61億円。
 基本計画策定は中日本建設コンサルタント(岡山市)に委託して3月末の納期で進めている。
 ごみ焼却処理場は、全連続燃焼式機械炉(焼却能力1日当たり150d×2基)、建築面積は2796平方b。工場棟は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て。煙突は鉄筋コンクリート造の57b。川崎重工業の設計・施工で1977年に完成し02年末ごろに稼働を停止した。

(提供:建通新聞社)