砺波市は、五鹿屋幼稚園と東野尻幼稚園を統合し、鹿島地内で新設を計画する(仮称)南部地区保育施設で、基本設計の概要を明らかにした。
建設規模はRC造平屋建て、床面積2098・05平方メートル(建築面積2357・50平方メートル)。このほか、ゴミステーション(床面積9・6平方メートル)、外部倉庫(床面積20・63平方メートル)を設ける。
認定こども園として0歳児から5歳児までの乳児室、保育室のほか、遊戯室、一時保育室、調理室、職員室、子育て支援室などを備える。
建物は、周囲の景観に調和する瓦屋根を一部採用し、屋根の出を大きくしたアプローチが特徴。また、大きな遊戯室と2つの中庭を中心に設けた。内部は木材を多用して温かみを持たせる。子育て支援室は昇降口から直接出入りできる配慮がある。
建設場所は鹿島155|1ほか。砺波南部小学校の市道南部小野村島線を挟んだ向い側で、面積は1万147平方メートル。
事業費は8億6979万2000円。内訳は建物新築工事が7億3656万円、外構工事が1億1897万6000円、工事監理委託料が1425万6000円。16年度に着工する。
設計は、みずき建築設計事務所(同市苗加)。