志摩市は、「生活基盤施設耐震化事業水道施設強靱(きょうじん)化推進計画」を公表した。
市内の老朽管路の更新や配水池の耐震化を行い、災害に強い町づくりを図るため、同計画では「重要給水施設配水管事業」、「基幹水道構造物の耐震化事業」、「老朽管更新事業」の3事業を計画している。2015年度から各事業で実施設計を進めており、16年度から順次、工事を発注していく。
「重要給水施設配水管事業」では、病院など重要施設への給水の確実性を向上させるため大王、磯部、阿児、浜島の4地区で既設配水管延長6・5`の更新を行う。20年度の事業完了を予定しており、全体事業費は7億4768万円を想定している。
「基幹水道構造物の耐震化事業」については、波切名田畔名配水池(大王町波切)、南張配水池(浜島町南張)、波切配水池(大王町波切)、磯部西部配水池(磯部町迫間)、鵜方高区配水池(阿児町鵜方)、五知配水池(磯部町五知)の6池を対象に耐震性向上の工事を予定している。事業期間は18年度まで。全体の予定事業費は4億3146万円。
「老朽管更新事業」では浜島、磯部の2地区で老朽化が懸念される配水管(鋳鉄管)延長2・8`の更新を行う。事業期間は19年度まで。全体の予定事業費は2億9605万円。
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建通新聞社