御浜町は、御浜町地域防災計画地震・津波対策編(素案)を取りまとめ、パブリックコメントを実施している。募集期間は20日まで。
同計画は5部構成となっており、第2部の「災害予防・減災対策」や第5部の「南海トラフ地震防災対策推進計画」などでハード対策について触れている。それによると、@津波浸水予測区域で津波からの避難に活用できる公共施設などが存在しない地域では津波避難が可能となる施設の整備を検討するA避難所となる学校・公民館などの耐震化に努め、その他の町有施設についても順次耐震性の確保を図っていく―などとしている。
公共施設などの防災対策の推進では、道路については緊急輸送道路など重要幹線道路の整備、道路・橋梁の点検整備を挙げ、海岸については無堤防区間の解消をはじめ、既存堤防の強化や嵩上げを国、県に働き掛けていくとしている。河川は県などの協力を得ながら緊急度の高い箇所から河川改修事業を推進し治水対策を促進していく。
ライフラインの防災対策の推進では、上水道・簡易水道について、施設の耐震性の強化、施設管理図書の整備、応急給水・応急復旧体制の整備などを図り、下水道については耐震性の強化およびバックアップ施設の整備などに取り組むとしている。
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建通新聞社