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建通新聞社(神奈川)
2016/01/28

【神奈川】神奈川県の「新たな観光の核づくり認定事業」 大山地域の15年度進捗 新集客施設整備(誘致)の検討・研究など進む

 神奈川県の「新たな観光の核づくり」事業で、「大山地域」の2015年度進捗状況が報告された。新たな集客施設整備(誘致)の検討・研究、大山歴史資料館の整備検討などが継続されている。
 新たな集客施設は、新東名高速道路の(仮称)伊勢原北インターチェンジや厚木秦野道路の開通による交通アクセスの飛躍的な向上に合わせて整備。また、この施設を拠点とするパークアンドライドの促進を図る。観光情報の発信のほかに、自然体験が可能な観光農場や牧場、地場産野菜等の直売所などの複合施設を想定している。事業主体は伊勢原市。
 (仮称)伊勢原北IC が完成する18年度以降の整備完了を目指す。15年度は集客施設整備の検討研究を引き続き実施。基本計画では、16年度から事業の実施準備に取り掛かるとしている。
 大山歴史資料館は、大山観光振興会が事業主体となり整備が検討されている。16年度以降の具体化を目指す。
 駐車場整備については用地を検討中。輸送力増強による利便性向上を図るため、慢性的に駐車場の容量が不足している大山地区と日向地区での整備を検討。
 大山地区は伊勢原市、神奈川県(平塚土木事務所)、大山観光振興会、神奈川中央交通が事業主体。これまでは臨時駐車場の設置などで対応しているが、新たな常設駐車場の整備を検討する。日向地区は伊勢原市が事業主体。両駐車場とも、用地のめどがつき次第具体化を図る。
 このほか、案内サインのデザイン統一化(事業主体は伊勢原市など)の検討を進め、16年度以降の設置を目指す。大山公衆トイレの改修(事業主体は伊勢原市)は改修計画を策定。粋な「こま参道」整備(事業主体は伊勢原市、大山観光振興会)では、整備を16年度に実施予定だ。
 新たな観光の核づくり事業は、横浜、鎌倉、箱根に続く第4の国際観光地形成を目指す。県が事業計画を募集し、審査後に認定。事業主体(提案者)は、関係者が参画する推進組織を整備。提案に基づき、基本計画を策定し、各年度ごとに計画的に事業を進める。現在までに3地域の構想が認定されている。
 大山地域は、伊勢原市大山・日向地区、秦野市蓑毛・ヤビツ地区、厚木市七沢地区が対象。大山魅力再発見「平成大山講」プロジェクト〜体感!悠久の歴史・安らぎの霊峰大山〜をコンセプトとし、外国人に対する「日本文化再発見の地」 の形成を目指す。
 提供:建通新聞社