鹿児島建設新聞
2016/01/28
【鹿児島】建協加世田支部、県、市若手職員らと意見交換
県建設業協会加世田支部(上村大一郎支部長)会員企業の若手経営者や現場代理人らと、県南薩地域振興局および3市の職員との意見交換会が26日、南さつま市の南薩建設業会館であった。業務における疑問点などについて活発に議論し、良いものづくりへ互いにコミュニケーションを密にしていくことを確認した。
同局の建設部、農林水産部、南さつま市、枕崎市、南九州市から若手技術職員ら44人、支部側から若手経営者で構成する構造改善委員会(桑畑昭三委員長)のメンバーら32人が出席。業務における疑問点や今後取り組むべき課題について意見を交わした。
支部側は、工事成績の評価点や新技術情報提供システム(NETIS)の活用などについて質問。各発注機関の担当者が、工事成績で特に評価する点などを回答した。
また県は、支部側に対し、ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)方式による情報共有システムについて質問。導入実績のある現場代理人らは「省力化が図られて、とてもいい」「双方にとって良いシステム」などと答えた。
県南薩地域振興局建設部土木建築課の仁禮景一技術補佐と大迫熱志技術調整係長らは「良いものつくるためには、双方のコミュニケーションが一番大事。打ち合わせなどを密にしてほしい」などと述べた。
上村支部長(上村建設梶jは「工事に携わる若手経営者、技術者が、日ごろから感じている疑問点や要望事項などを担当職員の方々と直接意見交換でき、実り多い会となった。今後も、双方の業務の円滑化や技術力向上に向け、このような場を設けていきたい」と語った。