新庁舎建設計画の見直しを進めている新城市は、基本設計案をまとめた。新庁舎は鉄骨造4階建て延べ6800平方bで免震構造を採用するほか、事業費を約40億円として本体工事費を30億円程度に抑えることなどを盛り込んだ。今回の設計案に関して同市では、1月16日に説明会を実施、合わせて29日まで意見を募集している。意見を精査した上で基本設計として固める意向だ。
設計案によると、敷地面積は3809平方b、本庁舎の規模は鉄骨造4階建て延べ6800平方bとした。敷地面積で47%、延べ床面積では階数を1階分減少するなど24%削減している。このほか、自然採光(トップライト・吹き抜け)や多目的広場・会議室、屋上緑化、木質ペレットボイラーを廃止するなど工事費の削減を図った。
新庁舎の整備計画は、昨年の住民投票以降、当初計画の鉄骨造5階建て延べ8995平方bの基本設計について見直しを進めてきた。同市では今後、2016年度にかけて実施設計を進め、9月の市議会承認案件として工事契約を締結する。承認後に本体工事に着工、2018年3月の工事完了を目指す。
工事はECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)方式で特定した鹿島中部支店(名古屋市中区)が担当するほか、基本・実施設計は山下設計中部支社(名古屋市中区)の担当で進めている。
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建通新聞社