「おかげ横丁」(伊勢市宇治中之切町)などの施設を運営する浜田総業(伊勢市宇治中之切町)は、「志摩地中海村」(志摩市浜島町迫子)の施設の拡張を計画している。事業費約25億円を投じ、2017年9月ごろの改装オープンを予定している。工事着工時期については、5月に開催する伊勢志摩サミット後となる6月ごろとなる見通し。
同施設の敷地内にはスペイン中部のカスティーリャ、同国南部のアンダルシア州、イタリアのサルジニア島といった地中海地域の観光地をイメージした3つのエリアがある。計画では、既存施設の東側エリア(アンダルシアの街など)を約2200平方b、西側エリア(カスティーリャの街、駐車場など)を約2400平方b拡張する。
新設する施設はホテル棟2棟(計30室)やレストラン、温浴施設のほか約50人収容で婚礼施設としても利用できるコンベンションホールなど。施設近くのリアス式海岸などの景色を生かした滞在型の観光スポットとしてリニューアルする構想だ。
このほか、各エリアのイメージに合ったガラス工芸品などのセレクトショップやカフェなどの増設も計画。今後、店舗の内容や軒数などを検討していく
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建通新聞社