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日刊建設タイムズ社
2016/01/27

【千葉】日環センターで基礎調査/君津市衛生C整備/22年度稼働へ整備方針

 君津市環境衛生課は、施設稼働後40年以上を経過し老朽化している「衛生センター」(戸崎2650―1)の更新を計画し、本年度で「し尿処理施設整備方針検討に係る基礎調査業務」を日本環境衛生センター(神奈川県川崎市川崎区四谷上町10―6)に委託している。委託工期は本年3月31日。来年度は循環型社会形成推進交付金を受けるための循環型社会形成推進地域計画を作成する予定で、市に予算要望している。建て替える場合は、20年度に着工し、22年度の稼働開始を目指す。
  衛生センターは稼働から43年近く、設備更新からも10年を経過し、建物や設備が老朽化、施設の維持管理費用が高額となっている。このため、本年度で整備方針をまとめ、し尿処理の方法やライフサイクルコストなどを検討し、早急に施設の方向性をまとめる。
  同業務では@現有施設の状況把握及び課題の抽出A必要処理能力B施設整備に係る基本的事項C施設方針――について検討し、合理的、効率的な施設方針をまとめる。処理能力については、過去の収集実績、人口動態、下水道計画などを参考に、し尿及び浄化槽汚泥排出量の将来予測を行い、施設の必要処理能力を検討する。
  建て替える場合は、来年度で循環型社会形成推進地域計画を策定し、2017年度で施設整備基本計画を作成、併せてPFI導入可能性調査を実施する。その後、18年度で生活環境調査、施設整備基本設計を行い、19年度で施設整備詳細設計を実施。20年度に着工し、20〜21年度の2か年で建設、22年度の稼働開始を目指す。
  同センターは1973年4月に稼働。処理能力は日量100キロリットル。処理方法は二段活性汚泥、湿式酸化方式。年間の処理量は、し尿が2040キロリットル、浄化槽汚泥が1万8072キロリットル。工事の施工は日立造船。04年度に水質規制に対応するため改造工事を実施。同工事も日立造船が施工した。
  同センターの敷地面積は4万7566・20u。建物は投入槽・建屋260u、貯留槽・地下室96u、管理棟331・5u、冷却ポンプ室・受水槽32・60u、ブロワー室50・80u、エアレーション・越流溝10・10u、滅菌室・逆洗ピット11・40u、第二ポンプ室建屋12・50u、倉庫(プレハブ)96・40u、工具室(同)20・30u、油脂室(同)8・60u、薬品庫8・10uなど。総床面積は943・80uとなる。k_times_comをフォローしましょう
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