愛知県豊田加茂建設事務所は、花沢桑原線の新バイパス建設計画のうち、南工区(仮称)の整備に向け始動する。2016年度から本格的な用地交渉を進めるとともに17年度の詳細設計着手を目指す。対象地に対する用地調査を大増コンサルタンツ(名古屋市中川区)に委託、地元説明とともに3月末をめどに調査を進める方針。
計画によると、豊田市長沢町西ケ入地内の「天王橋」付近から長沢町冷畑地内の「長沢橋」付近までの延長約600bを対象に、掘削などにより現道をショートカットするバイパスを建設する。計画幅員は片側に歩道を備えた全幅約10b。
全体計画では、豊田市花沢町〜長沢町までの総延長2060b。すでに供用している北側区間延長660bを含む延長800bの整備を完了している。花沢桑原線改良は、トヨタテストコースへの岡崎市方面からのアクセス道路や周辺対策として整備を進めている。
同事務所では今後、16年度の用地測量などを経て用地交渉を進め、17年度をめどに詳細設計に着手する。南工区の早期着工を図り、20年度末の完成とともに全線開通を目指す。
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建通新聞社