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　神奈川県政策局は、「三浦半島地域ＤＭＯ設置に向けた市場調査及びアドバイザリー業務」の公募型プロポーザルで、リクルートライフスタイル（東京都千代田区）を最優秀提案者に特定し、随意契約した。落札金額は９２５万円。
　ＤＭＯは、既存の観光協会や商工会などを包含し、行政と連携しつつ地域を総合的に取りまとめ、新たな市場を創造することのできる地域マネジメント組織。
　今回の業務は、このＤＭＯの設置に当たり、地域の強みとなる資源の網羅的な調査・整理に基づくデータベースを作成。地域が一体となった観光戦略を策定する上での基礎資料とする。また、三浦半島地域における観光資源のニーズ調査、エリア内における観光客の動向調査を実施。併せて、今後ＤＭＯで展開する施策が円滑に推進されるよう専門的な知見に基づくアドバイスの提供を行う。
　神奈川県は、人口減少社会に突入している三浦半島地域を活性化するため、（仮称）三浦半島魅力最大化プロジェクトの策定を進めている。素案には、ダイビング拠点の整備や漁港の観光資源化、海上交通の整備などを盛り込んだ。また、国際戦略特区を活用して新たな宿泊施設・観光施設などを誘致するとしている。
　今後、２月の県議会にプロジェクト案を提案。３月にプロジェクトを正式決定する計画だ。ＤＭＯはこのプロジェクトを推進する中心組織となる。
　提供：建通新聞社