日刊建設工業新聞
2016/01/26
【鳥取】県公共事業評価委 181号江府道路、天神川羽合堰改修事業の継続を平井知事に答申
県公共事業評価委員会(会長・小林一鳥取大学農学部教授)は25日、国道181号江府道路と羽合堰改修−2事業の継続を妥当と認め、平井伸治知事に答申した。
江府道路は地域高規格道路「江府三次道路」の一部を形成。江府町佐川−武庫間を久連宮ノ谷川トンネル(2609b)など2本のトンネルと、洲河崎大橋(115b)など3本の橋りょうで全長4065bを結ぶ。
一方、倉吉市上井・天神川の羽合堰は、老朽化した頭首工254bを補修する。周辺農地に農水を供給する取水施設のほか、堤防決壊による浸水被害を防止する役割がある。
答申には委員6人が県庁を訪問。小林会長は「いずれの事業も重要性は高い。出来るだけ早い完成に万全を期してもらいたい」と報告。平井知事は「小林会長から『速やかに』という言葉もあった。判断を尊重して事業を進めていきたい」と述べた。
継続を答申した再評価事業は次の通り。
▽国道181号(江府道路)道路改築事業=バイパス4065b、事業着手05年度−完成予定22年度。全体事業費119億円。進ちょく19%。
▽県営農業用河川工作物応急対策事業(羽合堰)=頭首工補修254b。事業着手10年度−完成予定16年度。全体事業費3億4770万円。進ちょく73%。