鹿児島建設新聞
2016/01/26
【鹿児島】地元建設業が除雪、道路の安全確保へ 迅速に対応
この冬、最も強い寒波の影響で県内では23日未明から雪が降り続き、記録的な大雪となった。幹線道路では、広い範囲で通行止めやチェーン規制が発生し、25日早朝から、地元建設業は各地で除雪作業にあたった。グレーダーなどの重機を導入し、地域の生活道路等の安全確保に迅速な対応を図った。
除雪作業は、25日夜が開ける前から重機を使って路面に積もった雪を速やかに除去し、凍結を防ぐための融雪剤を散布。車両の往来ができるように対処した。
建設業は、事業費削減や労務単価の低迷などで、適正な利益の確保が問題となる中、このまま地元企業の衰退が進むと緊急時の災害等に対する対応が困難になると考えられる。今回の作業も行政からの要請だけでなく、地域からの要望を踏まえて自主的に活動を行う業者も多い。地域の安心・安全を守る建設業として、こうした迅速な対応を行う活動を行っている姿を皆が知ってほしい。