愛知県新城設楽建設事務所は、「川田高架橋」など7橋を対象に橋梁補修を計画しており、2016年度から順次補修工事に着手する。大日コンサルタント名古屋支社(名古屋市中村区)に設計を委託、7橋の補修内容など詳細を詰める。
対象は川田高架橋をはじめ、亀渕桟道橋、寒狭峡大橋、戸津呂橋、保木橋、段戸橋、平井跨線橋の7橋。伸縮装置やひび割れなどを中心に補修を行う予定。同事務所では、管轄する橋梁が約800橋に対して5年サイクルで点検を行い、緊急性などに応じて順次補修などを進めている。
国道151号では、新城市内の2橋が対象。川田高架橋(新城市川田)は、橋長193bで3径間連続プレテンT桁橋が3橋で構成。1998年に供用開始した。断面修復、ひび割れ補修、伸縮装置補修を予定。「亀渕桟道橋」(新城市池場)は、橋長10・7bの単純PCプレテンT桁橋で73年供用。PC鋼材と定着部補修、伸縮装置補修を予定している。
また、国道257号「寒狭峡大橋」(新城市出沢〜横川)は、橋長188bで、2径間連続非合成鈑桁橋と3径間連続非合成鈑桁橋で構成、96年供用開始した。断面修復、ひび割れ補修、伸縮装置補修を行う。国道301号「戸津呂橋」(新城市作手保永)は、橋長48・2bで単純合成H形鋼桁橋、単純非合成鋼桁橋で構成、77年供用開始。断面修復、橋面舗装、伸縮装置補修、支承補修を予定している。
このほか、豊橋乗本線「保木橋」(新城市乗本)は、橋長6・4bの単純PCT桁橋で30年供用開始。断面修復、防護柵補修、洗掘防止を行う。東栄稲武線「段戸橋」(設楽町津具)は、橋長7・4bの単純合成H形鋼桁橋で65年供用。支承補修、断面修復、ひび割れ補修、伸縮装置補修を予定。新城引佐線「平井跨線橋」(新城市平井)は、橋長103・2bの5径間単純PCプレテンT桁橋で83年供用開始した。断面修復、ひび割れ補修、伸縮装置補修を予定している。
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建通新聞社