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日本工業経済新聞社(群馬)
2016/01/25

【群馬】中之条土木が(仮称)岡崎跨道橋上部工を公告


上信自動車道の祖母島箱島バイパス建設に伴う町道整備で、バイパスを跨ぐ(仮称)岡崎跨道橋の上部工が近く発注される。県中之条土木事務所は一般競争入札を行う方針で、入札方式は総合評価(超簡易型)の採用を検討している。上部工の完成は今秋を予定。その後は橋の完成に向けて、前後の取り付け工事などを実施していく。東吾妻町岡崎の現場では、橋台2基の建設が年度末の完成予定で進んでいる。
(仮称)岡崎跨道橋は町道9643号に架ける。現場は昨年上部工が完成した新沼尾橋からほど近い場所。同バイパスを掘割構造で整備するため町道が分断されることから、その機能を補償するため整備する。
橋長は約25m、幅員が約4m、A活荷重のPC単純中空床版橋となり、設計は三井共同建設コンサルタント(東京都品川区)が実施した。南波建設(東吾妻町)が3月末の工期で下部工を進めており、A1橋台はラーメン式橋台の直接基礎、A2橋台が逆T式橋台の直接基礎となる。
今回の工事はコンクリート工が約72立方m、壁高欄部が約15立方m。壁高欄はL約97m、H約1mとなり投物防護柵が付く。アスファルト舗装工はt8p。橋面防水も実施するが、工法については検討中のようだ。架設方法は固定支保工が想定されている。
秋には上部工が完成する見込みで、その後橋の前後の取り付け工事が予定されている。取り付け工事は、新年度に計画されているバイパス本線の改良工事に含まれる可能性が大きい。
一方、祖母島箱島バイパスの整備では、(仮称)岡崎IC橋の橋台の発注を3月に実施する見通し。ただ橋台2基をまとめて発注するかどうかは流動的だ。架設場所は同跨道橋から中之条方面へ200mほどの場所で、橋長が約102mの鋼単純ランガー橋。
このほか同事務所では、(仮称)箱島跨道橋、(仮称)箱島IC橋といった橋梁の設計を進めており、3月末までに完了する予定としている。