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北陸工業新聞社
2016/01/25

【富山】安全安心な美しい地域づくりを/2016年建築富山新年交流会開く/石井知事ら430人が参加

 富山県内の建築関係8団体が主催する2016年「建築富山 新年交流会」が22日夜、富山市の富山電気ビルで開かれた。建築関係者ら約430人が一堂に会し、「建築界の躍進」をモットーに親睦を深めた。
 冒頭、主催者を代表して、県建築士事務所協会の堂田重明会長があいさつし、「昨年6月、建築設計三団体の共同提案を基に、議員立法で改正建築士法が施行された。建築業界にとっては追い風だが、我々のすべきことが厳格になった。また、昨年は新国立競技場の競技設計やマンションの杭データ改ざん問題など、建築関係が話題になった年だった」と振り返った。
 さらに、「国や県では国土強靭化、減災・防災に力を入れている。県や市町村との災害協定も視野にこれから考えたい。北陸新幹線が開業し、素晴らしい富山を発信する絶好機。一人ひとりが地域を今一度しっかり見つめ、自然豊かな富山の水、緑、森、環境を考え、安全で安心な美しい地域づくりを進めなければいけない」と語った。
 来賓の石井隆一知事は、「北陸新幹線の開業効果は非常に大きい。この勢いをしっかり持続させ、新たな飛躍、発展につなげなくてはいけない。政府の地方創生戦略と新幹線開業をフォローの風に、富山県の新たな未来を作っていきたい」と話し、「富山県には皆さんが活躍できる材料がいっぱいある。大いに力を発揮し、富山県の建築文化がますます高く評価されるようになればうれしい」と祝辞を述べた。
 また、横山栄県議会議長は、「交流会を契機に、一人ひとりが切磋琢磨しながら、技術の研さんを図られ、富山の建築文化の振興のため、より一層活躍されることを期待する」と話した。
 秦正徳富山大学学長補佐の音頭で乾杯後、参加者は和やかな雰囲気の中で歓談した。中締めでは、丸田和重県建築組合連合会会長の主唱で万歳三唱、中野健司県建築士会会長が返礼の万歳を行い、濱田修日本建築家協会北陸支部富山地域会会長が閉会の辞を述べた。
 なお、共催8団体は、▽県建築士会▽県建築士事務所協会▽日本建築家協会北陸支部富山地域会▽日本建築学会北陸支部富山支所▽日本建築構造技術者協会中部支部北陸部会富山会▽県建築設計監理協同組合▽県設備設計事務所協会▽とやま住まいとまちづくり推進懇話会|。

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