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大阪府は、日本万国博覧会記念公園の活性化に向け、２００９年末に閉館した旧国際児童文学館の有効活用策の検討に着手した。民間事業者を対象にアイデア募集に入っており、提案を受けて活用方策の参考とした上で、施設運営事業者を選定する事業コンペなどの実施可否や今後のスケジュールを固める見通し。
　同館は、鉄筋コンクリート造２階建て延べ３１３１平方�b。万博公園内の太陽の塔北東側に所在する。施設敷地は国有地で面積約４２００平方�b。１９９８年に公共建築百選に選定されている。
　アイデア募集に応募可能な民間事業者は、�@文化・芸術や教育・スポーツなどの各種施設の運営実績・経験・能力�A施設を活用したイベントや興業を主催した実績・経験・能力�B物販飲食などの事業を行った実績・経験・能力―のいずれかに該当する法人格ある民間企業。複数の事業主体で構成された共同提案も可。
　提案は、２０１５年11月に策定した「日本万国博覧会記念公園の活性化に向けた将来ビジョン」の基本方針を踏まえ、同館の敷地・建物全体を対象に、公園全体の魅力にもつながる実現可能性の高い具体的な施設活用方策を求める。
　施設のエリア（部屋）ごとに具体的に想定する活用方策を提案する。また、その場合の概算事業収支も可能な限り積算根拠を含めて提示する。
　現地説明会は、２月４、８、10日の３回実施（参加申し込みは１月29日まで）。アイデア募集応募登録申請書の提出は３月18日、同提案書の提出期限は４月22日まで。
　問い合わせは府民文化部総務課・企画グループ　電話０６（６２１０）９３０３。

提供：建通新聞社