県県土整備部県土整備政策課は2015年発生災害の査定結果をまとめた。査定は1次から4次まで実施。件数は38件で、査定額は9億4900万円となった。内訳は、河川海岸(急傾斜・砂防含む)が26件で査定額8億6900万円、道路が11件、下水道が1件。県・市町村の別では、県が18件・7億9100万円、市町村が20件・1億5800万円。
被害が多かったのは君津土木事務所管内で、河川海岸と道路を合わせて17件・査定額1億4400万円。次いで安房土木事務所管内が同7件・査定額2億3300万円。
査定の対象は、1次が6月23日の落雷と7月8日〜9日の梅雨前線豪雨、2次が8月26日の豪雨と9月7日〜11日の台風18号、3次が8月22日〜24日の台風16号、4次が同じく台風16号。
土木事務所管内別の内訳は、▽千葉土木事務所管内=河川海岸1件(県分)▽印旛土木事務所管内=下水道1件(市町村分)▽長生土木事務所管内=河川海岸3件、道路1件の合計4件(県分)・査定額4億2500万円▽夷隅土木事務所管内=河川海岸2件(県分)・査定額3800万円▽安房土木事務所管内=河川海岸4件(県分3件、市町村分1件)・査定額2億200万円、道路3件(県分1件、市町村分2件)・査定額3100万円の合計7件・査定額2億3300万円▽君津土木事務所管内=河川海岸10件(県分8件、市町村分2件)・査定額1億700万円(県分8600万円、市町村分2100万円)、道路7件(市町村分)・査定額3700万円の合計17件・査定額1億4400万円▽市原土木事務所管内=河川海岸6件(市町村分)・査定額8200万円。
施設別の内訳は次の通り。(カッコ内は査定額)
【河川】
▽県13か所(1億8000万円)=千葉土木事務所1か所、長生土木事務所1か所、夷隅土木事務所1か所、安房土木事務所2か所(2400万円)、君津土木事務所8か所(8600万円)▽市町村10か所(1億1400万円)=勝浦市1か所、市原市6か所(8200万円)、君津市2か所、鋸南町1か所
【海岸】
▽県(3か所)=長生土木事務所2か所(4億300万円)、安房土木事務所1か所
【道路】
▽県2か所=長生土木事務所1か所、安房土木事務所1か所▽市町村9か所=館山市1か所、君津市3か所(1400万円)、富津市4か所(2300万円)、鋸南町1か所
【下水道】
▽市町村1か所=栄町1か所