2015年度補正予算のうち、国土交通省近畿地方整備局関係の総額は1009億円となった。主な事業では、由良川などの河川改修に87億5200万円、紀伊山地の特定緊急砂防に31億8000万円、国道24号大和御所道路の改良に10億7200万円、和歌山下津港の緊急防災対策に2億円を配分。また、一億総活躍社会の実現に向けて緊急に実施すべき対策として、泉北ニュータウン地区(大阪府)の地域居住機能再生推進事業に35億5500万円を盛り込んだ。
総額のうち直轄事業は456億円で、うち公共事業の発注平準化(ゼロ国債)で260億円を占めた。
直轄事業は、由良川改修、紀伊山地・六甲山系砂防、桂川の堆積土砂撤去、大和御所道路改良(御所南〜五條北インターチェンジ16年度開通)、158号永平寺大野道路改良(永平寺〜上志比インターチェンジ同開通)、兵庫29号防災・対策、和歌山下津港本港地区防波堤の再度災害防止対策など。順次整備を進める。
泉北ニュータウン地区は補助事業として、府営若松台第2住宅他3団地の建て替え、府営城山台2丁住宅の耐震改修のほか、建て替えで生み出される余剰地に子育て支援施設、医療・福祉施設など生活支援施設の導入を図る。
提供:建通新聞社